日銀ETF買いとファストリ

日銀のETF買いがファストリを押し上げる仕組み。

日銀のETF買い入れは、新規設定を通じて行われているという。

手順は、日銀からETF買い入れを受託した信託銀行が証券会社にETF買いを発注。証券会社はETFに見合う保有株を運用会社に渡し、運用会社は新たにETFを設定するというスキーム。

これにより、日銀のETF買いによってETFの新規設定が増加するのでETF市場は拡大を続けている。その一方で、ETF市場における日銀のシェアは40%を超える。

現在時点で日銀はETFを5兆7000億円程度保有しているが、日銀の買い入れ対象ETFは、日経平均型で5銘柄、TOPIX型で4銘柄、JPX400型で4銘柄の計13銘柄と推測されている。いずれも時価総額に比例して購入しているよう。


一銘柄平均4400億円程度となるが、その分の寄与度でETFに含まれるファストリの持ち分は、日経型で2兆オーバー、Topix型で1.7兆オーバー、JPXで1.7兆オーバーと試算される(単純比較のため、仮としている。)

ファストリの時価総額は6兆円を超えるが、柳井一族保有は海外移転分も含めると48%近くに及ぶ。また、日銀の隠れたファストリ買いが4.1%(実際はもっと大きいはずである。少なくともJPXは2014年からの商品だからね)となり、浮動株減少の要因となっている。


解せない。