リスクオフの金買いの動き

だそうで、金価格は反転攻勢を強めている。投機筋のネットポジションは山を形成しそれが崩れる形で価格下落となってきた。

実は単純な話しで、ボルカールール強化の影響で商品先物市場への投資大手銀行不在となり、大口の売買動向如何で相場が上下してしまい、買い支え機能が働かず、大口投機家が買えば上がるしポジション落とせば下落するという単純な構図が出来上がってしまっている。

今年も例年通りに11月から反転の動きを見せている。アノマリーが生きてきた。

米国の年金は9月末までのパフォーマンスを受けて翌年の資産配分を決定する投資委員会を開き、1月から動き出す。その動きを見越してHFが11月末辺りから買いを入れてくるため、11月辺りから反転の動きが見られるというもの。

今回はロシアマネーが自国のルーブルを金に変えているだけだと見るが、それでも経験則が生きる。

そして、ネットポジションが積み上がった水準で2014年7月の水準を超えていなければ金価格の急落待ちシナリオを期待したい。

1 リアクション 1月 13th, 2015(再送終)


追記

毎年恒例の金の需給問題