世界の成長モデル
世界の成長モデルを図式化すればこんな感じだと思う。
人口増加に伴い、パイが広がる中国、アジアなどの新興国を筆頭に、経済成長し内外で蓄えた資金の余剰分を米国に投資する、もしくは産油国が原油高にともなう余剰分を米国に投資することで、米国は経常赤字であってもファイナンスを続けることが出来ている。また、これら海外(植民地日本含む)から潤沢に流れてくる資金のおかげで米国は金利を低く抑えることができるため、米国内の投資家は高い金利を求めて新興国に投資し、資金の循環は未だ潤滑に行われているように見える。
が、今回産油国は原油の下落にともない資産の切り崩しを始めている。または、中国ではこれまで保八戦略(経済成長を年8%を続ける)をやめ、成長に陰りが見え始めている。そして、人民元切り下げに伴い、米国資産の切り崩しを行っており、若干このモデルが適用しなくなりつつあるように思える。
今回OPECが減産に踏み切らず、加えて増産の発表をしたことで原油市場はさらなる下落リスクに備えることとなる。
加えて今年はエルニーニョの発生が大きく影響しそうだ。
今年の3月に安くなってくれてたら全然いい。仮に年末に新高値を付けても。
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