今後のバブルの可能性【中国】

その国のバブルの兆候を知るには、世界水準で見た銀行の総資産の割合を見ればいい。

1990年は日本の銀行が圧倒的なシェアを誇っていた。

2007年はヨーロッパ。そして、ギリシャ危機が起きたが貸し付けをしていたのがフランスとドイツ。

今回はECB(ドイツ宗主国)が助け舟を出したが、本丸はイギリスのそれかもしれない。スペインやイタリアが南米に資金貸付を大量にしていたものの、バブル崩壊から資金を引き出し、それが南米の景況感の悪化に表れている。

イギリスはどこに投資していたか?植民地の多いアジアかな?

さて、問題はここ最近資産を拡大させている中国。バブル崩壊と言えど、まったくその兆しが見えない。それでも一度大きく下落する局面があると思うが、中国は上記のように世界のシェアを多く占めない限りまだまだ上値があるのだろうと思う。

BRICS銀行が出来たことで、IMFを介さない形で中国主導で破綻国をサポートする仕組みが出来てしまった。このため、「人民元」の需要は今後大きく飛躍する。

中国の銀行の預金総額は2400兆円規模となっており、日本の800兆円の3倍となっている。

信用創造でこれはさらに膨らみ、預金がさらに増えて、中国国内の銀行の総資産は相当に膨らむだろうと見ている。

そして、世界の銀行の総資産のシェアの7割を占めるとき中国は崩壊するのだろう。

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20150227